採用されるクラウドソーシング提案文のただ「1つ」のコツ

Webライティング

Webライターに限らずフリーランスでお仕事を始めたら、ランサーズやクラウドワークスなどのクラウドソーシングサイトのお世話になる方が多いかと思います。
私も最初はランサーズで活動を始めて、今も仕事に空きができたらランサーズでお仕事を探すこともあります。
クラウドソーシングサイトは案件を探しやすい反面、人気の案件は応募が多数となり、採用されるのがなかなか大変です。
そこでこの記事では、クラウドソーシングで採用されるための提案文のコツをお伝えします。
正確に計算してないので、体感ですが、私の提案採用率は80%以上だと思います。

採用される提案文のコツ

採用される提案文のコツはただ1つ、「案件の意図に沿うこと」です。
提案文をテンプレート化して、いつも同じ提案文で送ってる方はいませんか?
採用する人は案件のジャンルはもちろん、求める人材に合った提案をしてくる人を採用します。
案件ごとに求められている人物像に合った提案をするのが大事です。

こうして文字にすると当たり前のことなのですが、ここをしっかりと意識して提案文を作るだけで採用率はグっと上がると思います。

案件の意図を掴むポイント

では、案件の意図はどうやって把握するのか、ポイントをご紹介。

依頼文をしっかりと読み込む

案件について一番詳細が書いてあるのは依頼文です。
まずは依頼文をしっかりと読むことから始めましょう。
ライティングの案件であれば、ジャンルは何か、スピード重視かクオリティ重視か、画像の選定の有無などなど、拾える情報はとにかく拾います。

また、提案文に書いて欲しい内容が記載されてないかはチェック必須です。
クライアント様から指定の項目がある場合は、それが入ってなければ高確率で不採用となります。

クライアント様のプロフィールページを確認

次にチェックしたいのはクラウドソーシングサイト上にあるクライアント様のプロフィールページ。
どんな雰囲気のクライアント様なのか、最近の発注内容、実績などをチェック。
クライアント様がどのような方かを知ることで、提案文の文体が見えてきます。

さらに踏み込みたい場合は、クライアント様が持っていればWebサイトもチェック。
主としている仕事内容や理念を知ることができます。

提案文作成のポイント

提案文を毎回ゼロから作成するのは、さすがに手間なので、ベースとなるものはテンプレートとして作っておきましょう。
その上で、次に挙げるポイントに合わせて修正すると採用される確率がアップすると思います。

宛名を入れる

提案文の最初には宛名を入れます。「●●様」や「株式会社●● ご担当者様」などですね。
宛名を入れることで「あなた宛てに提案文を書いています」というのを暗に伝えることができます。

ちょっとしたことですが、使いまわし感も減ると考えています。
ただし、依頼文やクライアント様のプロフィールを見て、宛名や「お世話になっています」などの枕を嫌いそうであれば、入れないでおきましょう。
基本的には嫌な印象を与えないとは思いますけどね。

意図に合わせた長所を書く

依頼文からクライアント様が欲する人材に合わせた長所を書きます。
長所は例えば次のようなものです。

  • コツコツ作業ができる
  • 作業スピードが速い
  • 緻密で正確な作業
  • 連絡の密度が高い
  • 低単価

クライアント様に合わせてアピールするものを選べるように、自分の長所を洗い出しておくのが良いと思います。
素早く正確な制作など、組み合わせるのもOKですが、盛り過ぎには気を付けましょう。
重要なのはクライアント様が求めるもと合致させること。
ミスのない納品を求めているなら、速度に関しては書かないという判断もありです。

長所を裏付けるちょっとしたエピソードがあるとなお良いです。ただし、長文にならないように注意。
クライアント様は多くの提案文に目を通す必要があるので、無駄に時間を取らせる文章だと、その時点で落とされる可能性があります。
アピールは端的にすることを意識しましょう。

依頼に沿った実績を提示

採用率に大きく影響するのが実績の提示。
仕事を多くこなすにつれ、実績も増えていきますが、あれもこれもと提示していませんか?
クライアント様からしたら、数よりも依頼に近い実績があるかどうかが重要です。
アピールしたい気持ちはわかりますが、そこは抑えて質で勝負しましょう。
数をアピールしたい場合は実績を並べるよりは、文字で「●件の実績がある」と伝えた方が良いです。
その上で、依頼に近い実績の提示、なければ自信のある実績を数件提示しましょう。

依頼に近い実績がない場合、作ってしまうというのもありです
私もたまにやりますが、依頼に合わせて制作したものがあると採用率が高いと感じています。
少し手間ですし、報酬もないですが、この案件は取りたいという時はやる価値はあります。

報酬や納期について

報酬や納期は提案文とは別で設定することが多いと思いますが、認識のズレを防ぐ意味でも提案文で軽く触れておくと良いです。

報酬に関して異論がなければ「報酬はご依頼文に合わせて●●円で設定しました」、依頼文よりも安くできるならそこをアピールしましょう。
依頼文よりも高い金額を提示することはあまりないと思いますが、その場合はなぜその金額になるのか説明を入れるのは必須です。

納期についても基本的には「納期はご依頼文と同じく●月●日としました」と入れれば良いでしょう。
「可能な限り早めの提出を心がけます」などを追記するのもありです。

正式に依頼を受けるまで詳細がわからない依頼が多いので、安易に納期を早めて伝えるのはやめた方が無難です。
想定以上の仕事内容で、提案時の納期を守れないと継続の望みが限りなく薄くなります。

文体を整える

提案文ができたら、文体を整えます。
依頼文やクライアント様のプロフィールページからどの程度の距離感が良いのかを見極めましょう。

判断が付かなければ、「ですます調」の丁寧な文面が無難です。
堅い印象があれば、漢字多めにすると近い雰囲気が作れます。
フランクさが合いそうなら、ひらがなを多めにしたり、少し崩した表現をしたりするのも良いでしょう。ただし、初対面のやり取りなので、崩し過ぎには要注意です。

依頼に合った提案文で採用率アップを

採用される提案文のコツをお伝えしました。
いくつかポイントを書きましたが、「クライアント様に無駄な時間を取らせず、いかに自分がその案件に最適かをアピールする」ことがベースの考えになっています。

採用されたいと提案文にあれもこれもと、つい入れてしまいたくなりますが、その情報は本当にクライアント様が必要なのかを考えるようにすると良い提案文になると思います。

ポイントを押さえて採用されやすい提案文を作成していきましょう。
この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。

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